運気について
「運気」ときくと「占いですか?オカルトですか?」と思うかもしれません。でも、マージャンは「運気」のやりとりを行うゲームだと割り切ることが肝要です。
マージャン以外のゲーム、例えばポーカーでもある程度の腕前の方なら「運気」の流れや「ツキ」に対して素直になるということを認めているのではないでしょうか。
「ツキ」の見極め
ツイているときは以下のようなことが生じます。
・ハイパイは3~4シャンテンくらいだけど、どんどん必要なパイをツモってすぐにテンパイになる。ペンチャンやカンチャンでもお構いなし。
・タンピン系の手が入る(タンヤオは他に早い人がいるときに鳴いて対抗できる。ピンフは有効牌が多いのでテンパイしやすい)。
・リーチ合戦で勝つ。
・捨てようと思っていたパイを他人が先に捨てて、別の人にロンされてしまう(フリコミ回避)。
・ツモアガル。
・メンツ多々にならない。切るパイに迷わない。
逆にツイていないときは以下のようなことが生じます。
・ハイパイは決して悪くない(2シャンテン以上)なのに、全然手が進まない。
・多面待ちでもリーチ合戦で負ける。相手はカンチャンやペンチャン。
・不要なパイが他人のアガリパイになる。
・メンツ多々になる。切るパイに迷う。
ツイている・ツイていないがわかりにくいときは南場に入った時の展望状況で判断しましょう。
・33,000点以上 ツイている
・17,000点~33,000点未満 どちらでもない
・17,000点未満 ツイていない
「ツキ」にあわせた打ち方
ツイているときはツキを持続もしくはさらに上向きにすることが重要です。決してヒヨってはなりません。日和るとツキを落とすきっかけになります。
・手役を狙いに行く。
・ドラを大事にする。
・それなりに高い手でもテンパったらリーチ(ツモるから)。
ツイていないときは振り込んでさらにツキを落とさないことが重要です。リーチされたり、テンパイしてそうな人がいたらオリましょう。ツイている人の凡ミスやヒヨリを待ったり、もっとツカない人の登場を待つなどおとなしく耐えましょう。
・振り込まないことに最善を尽くす。
・高い手は狙わない(狙っても実現しない)
・ドラ待ちは残さない(ドラはツモれない)。
・リーチしない(アガレないどころか振り込むことも多い)。
・リャンメンがツモれない。
「運気」のやりとり
マージャンはアガると運気が上向きます。ツイていない時は点数にこだわらずアガリ癖をつけましょう。
また、チーやポンをすると流れの変わることが多いです。ツイてるときにチー・ポンを多用しないようにしましょう。ツイているときはトイトイなどのトイツ手ではなく、タンピン系のシュンツ手が多くなります。鳴くことで点数だけではなくツキも落とすこともあり注意が必要です。
ツイていない状態は、永遠には続きません。根気よくオリる、相手のミスを待つという消極策だとつまらないので、「亜空間ポン」などで流れを強引に変えようという戦術もありますが、私個人としてはあまりおすすめしません。自分の手牌に意味のないポンやチーは状況を悪化させることが多いように思います。戦術についてはいろんな意見があると思うので、別途議論したいと思います。
「直感」を大事にする
これまた「神懸かり」「オカルト」と批判されそうですが、リャンメン待ちなど確率的には正しい定石(牌理)に反して「このペンチャンはツモるんじゃないか」とピンとくることがあります。
ピンときたら、その通りに勇気をもって打つように心がけています。
もちろん、この直感は毎回正しいわけでもないのでやっかいなのですが、「このペンチャンツモるかも」と思ったのに、リャンメンを残して嫌っていったらすぐペンチャンをツモるみたいなことが生じると、精神的にダメージを負います。
だったら、ピンときたら行動を起こすのが正しいと考えています。外したら今日の直感は当たらないとあきらめて普通に打てばいいだけです。