超初心者向け! 「10分でわかるルール」
この記事では、
・初めてマージャンをする人
・すぐにアプリゲームを始めたい人
が「10分でわかるマージャンのルール」を解説します。
アプリが自動設定してくれる項目はなんとなく知っておけばいいよ!
マージャンは早くアガったもん勝ち!
マージャンは一番早くアガった人が、ほかの人から点棒をもらいます。最終的にたくさん点棒を持っている人が勝ちです。アガリの説明の前にどんなゲームでどうやって進行していくかを説明します。
※アガリの説明を先に知りたい方はコチラ
マージャンはどんなゲーム?
マージャンは4人で行うゲームです。
34種類×4枚=136枚のパイ(牌)を使います。マンズ9種類+ピンズ9種類+ソーズ9種類+ツーハイ7種類=34種類になります。アガッた人は点棒をもらえます。
パイの種類
34種類のパイ×各4枚ずつ = 合計136枚でゲームします。
点棒の種類
点棒は4種類です(五百点棒があって5種類の時もあります)。通常は25,000点ずつ配られます。
ゲームのおおまかな流れ
マージャンは1回のゲームのことを1局と呼び、4人のうち1人が親、残りが子になります。親を「東家」、親の左回り(反時計回り)に順に「南家」、「西家」、「北家」と呼びます。親は左回りに順番で2周行うので、8局のゲームを行います。1周目のことを「東場」と呼び、2周目のことを「南場」と呼びます。最後に1番多く点棒を持っている人が勝者となります。
1局の進行は以下の通りです。
- 4人に13枚のパイが配られます。この「左回り(反時計回り)」がちょっと分かりにくいのですが、親の次は親の右となりの人、さらにその右となりの人という順番です。
- 親から左回り(反時計回り)に順番で新しいパイを1枚もってきて、いらないパイを1枚捨てます。この「左回り(反時計回り)」がちょっと分かりにくいのですが、親の次は親の右となりの人、さらにその右となりの人という順番です。自分に配られた13枚+1枚=14枚のパイを組み合わせて「アガリ」を目指します。「アガリ」のときは最後に必要なパイを自分でもってきてもいいし、他人が捨てたパイをもらうこともOKです。
- 誰よりも早くアガった人だけが点棒をもらえます。早くアガったもん勝ちです!
- 親がアガったらもう1度連続して親を行います。親以外のどの子がアガっても親から左回りに次の人(親の右となりの人)が次の局の親になります。誰もアガれない時は「流局」となります。流局したときに、親があと1枚のパイでアガリの状態であればもう1度連続して親を行います。そうでなければ、親から左回りに次の人(親の右となりの人)が次の局の親を行います。
マージャン用語の解説をするよ!
<ツモ(自摸)>
新しいパイを1枚もってくること。「ツモる」とも言う。
<ロン(栄和)>
他人が捨てたパイをもらってアガること。栄和(ロンホー)の略。
<テンパイ(聴牌)>
あと1枚でアガリの状態。「テンパる」とも言う。マージャン用語から転じて興奮する、余裕がない、パニック状態であるといった意味に使われることもある(例:アイツ今テンパってるから余計な話はしない方がいいよ)。
<レンチャン(連荘)>
親が連続して親を行うこと。マージャン用語から転じてある事象が連続することを指して使われることもある(例:明日から3レンチャンで飲みだ~)。
最初に配られる13枚のパイは最近の自動マージャン卓だと、自分の手前にセットされます。
マージャンは親から順番にツモって捨てるを繰り返します。ツモる順番は上、下と順番に右回り(時計回り)に行います。誰もアガれなければパイを14枚残して1局を終了します(流局)。14枚残したパイをワンパイ(王牌)と呼びます(図ではわかりやすくするために、親が最初にツモるパイとワンパイの間をあけています)。
➊東家⇒➋南家⇒➌西家⇒➍北家⇒➎東家⇒➏南家 という順番でパイを1枚ツモっていらないパイを1枚捨てます。
アプリゲームでマージャンを始める人は、次の章で「アガリ」を覚えればもうゲームができます!
アプリだと、親決め、パイ配り、点棒計算は自動でやってくれるから知らなくても大丈夫!
「アガリ」を目指そう!
「アガリ」とは自分に配られている13枚+1枚=14枚のパイを決まったカタチにととのえて、次章で説明する「ヤク(手役)」を作ることです。
まず、14枚で作る決まったカタチを説明します。「ドンジャラ」をやったことのある人はわかりやすいかもしれません。
「アガリ」のカタチ
マージャンの「アガリ」のカタチは13枚+1枚=14枚のパイで作ります。
3枚の組み合わせを4組、2枚の組み合わせを1組作ればOKです。
3枚の組み合わせは「メンツ(面子)」と呼ばれ、「シュンツ(順子)」と「コーツ(刻子)」の2種類あります。2枚の組み合わせは「ジャントウ(雀頭)」、通称「アタマ」と呼んでいます。
シュンツ(順子):数字のパイの数が順番通りに3つそろっている組み合わせ
コーツ(刻子):同じ種類のパイが3つそろっている組み合わせ
2枚の組み合わせは同じ種類のパイ2枚で構成されます。この同じ種類のパイ2枚組のことを対子(トイツ)と呼びます。
3枚の組み合わせのメンツを4つとトイツが1つ完成すればアガリです! このカタチを「4面子1雀頭」と呼んでいます。
メンツにはシュンツとコーツが混じっていてもOK!
自分でアガる「ツモ」と他人からアガる「ロン」
あと1枚そろえばアガリの状態を聴牌(テンパイ)といいます。
最後の1枚を自分でツモってきたときは「ツモ」と発声してアガリになります。
マージャンは最後の1枚を他人が捨てたパイをもらってアガることができます。この時は他人が捨てたときに「ロン」と発声します。
ただし、、、留意点があります。それは「フリテン」です。
アガリのパイを自分で捨てていたときは他人からアガれない(この状態を「フリテン」と言います)。
自分のアガリのパイを捨てているのに他人からアガると「チョンボ(錯和)」となり、点棒を支払うことになります。
アプリゲームだと、「フリテン」では「ロン」できないから心配ないよ!
他人から助けてもらおう「ポン」、「チー」、「カン」(鳴き)
自分の順番が回ってくるたびに牌山から1枚もってくることをツモといいますが、牌山から持ってくる以外に他人の捨てたパイをもらうこともできます。他人の捨てたパイをもらうことを「鳴く」といいます。
もらったパイを使って作ったメンツは他人に見えるようにさらします。一旦さらしたメンツからパイを入れ替えて捨てることはできません。
ポン
「ポン」とは、コーツ(同じパイ3枚)を作るときに使います。自分では2枚しかもっていない(トイツ)状態のとき、他人が捨てたパイをもらう方法です。自分の欲しいパイを他人が捨てたとき「ポン」と発声します。
自分が「ポン」したら、自分の右となりの人の「ツモ」から再開します。
自分のツモだけで揃えたコーツ(刻子)を「アンコ(暗刻)」といいます。
「ボン」して揃えたコーツ(刻子)を「ミンコ(明刻)」といいます。
※アプリゲームでは「ポンしますか?」と聞いてくれるので、ポンするときはタップして操作します。
チー
「チー」とは、シュンツ(数字の並びパイ3枚)を作るときに使います。自分では2枚しかもっていない状態のとき、他人が捨てたパイをもらう方法です。自分の欲しいパイを他人が捨てたとき「チー」と発声します。
「チー」は自分のツモる順番の1つ前の人(左となりの人)が捨てたパイしかもらうことはできません。自分が「東家」のときは「北家」から「チー」することはできますが、「南家」や「西家」から「チー」することはできません。
カン
「カン」とは、コーツ(同じパイ3枚)ができているときに、4枚目を使って作る組み合わせです。この組み合わせのことをカンツ「槓子」と呼びます。
「カン」は全部で3種類あります。
(例)自分がを3枚もっていて、自分でをツモってきたら「カン」できます。4枚ののうち、両端のを裏向きに伏せて自分の右側にさらします。
(例)自分がを3枚もっていて、誰かがを捨てたら「カン」できます。誰から鳴いたかわかるように自分の右側にさらします。
自分の左となりの人から鳴いたとき:
(例)すでにをポンしていて、自分でをツモッてきたら「カン」できます。誰からポンしたのかわかるように横に向けているパイに重ねるようにさらします。
自分の左となりの人から鳴いてカカンしたとき:
カンをしたら本来3枚で構成されるメンツを4枚で構成することになるので、1枚足りなくなります。このため14枚あるワンパイ(王牌)の左端の上から1枚ツモってから、不要なパイを捨てます。カンしたときにツモるパイをリンシャンパイ(嶺上牌)と呼びます。
・・・なんだけど、超初心者には「カン」は必要ないです。アプリゲームでは「カンしますか?」と聞いてきますが、無視して「カンしない」を選択してください!
※アプリゲームでは「ポンしますか?」「チーしますか?」と聞いてくれるからタップして操作しよう。初心者は「カン」しないように!
これだけは知っておこう! よく使う「ヤク(役)」
前章で「アガリ」のカタチはわかりました。マージャンはアガリの形を作っても「ヤク」がないとアガリになりません。
「見た目にキレイな状態」であればあるほど、高い役になるのですが、ここでは超初心者に知っておいてほしい役だけ説明します。
①「リーチ(立直)」
「リーチ」は初心者はもちろん、上級者でも一番使う役です。ビンゴゲームの「リーチ」(あと1つで揃う!)でもおなじみの役になります。
「リーチ」でアガるには次の条件を満たす必要があります。
- 誰の助けも借りず(「ポン」や「チー」をせず)、自分のツモだけでテンパイ(あと1枚でアガリのカタチになること)します。
- 「リーチ」と発声して、1,000点棒を出します。その時に捨てるパイを縦ではなく横に切ります。1,000点棒はその局にアガった人がもらえます。
- 「リーチ」を宣言すると、以降はパイの入れ替えができません。他人の捨てたパイでのアガリを見逃すと、フリテン扱いとなります。
「ポン」も「チー」もしないでテンパイすることを「メンゼン(面前)」といいます。
(例)「メンゼン」で
となりました。
マージャンの役はたくさんあって覚えるのは大変ですが、「ポン」も「チー」もしないでテンパイしたら「リーチ」をかけておけば大丈夫です。
「アプリゲーム」では、「リーチしますか?」と聞いてくれるのでタップしてリーチします。そのあとはすべて自動だから心配ないよ。
②「ツモ(面前自摸)」
「ポン」も「チー」もせず、自分のツモでテンパイまでこぎつけて、最後も「ツモ」でアガった時は「ツモ」という役になります。
「リーチ」のときに「ツモ」でアガったらリーチとツモの2役となって点数が高くなるよ。
③「役牌」
役牌はもちろん、役牌以外のメンツも「ポン」・「チー」してOKです。
「東場」のときの「東家」、「南場」のときの「南家」は場風牌と自風牌が重なるので「連風牌(レンプウパイ)」と呼び、2役になります。
役牌は2枚あれば「ポン」すればいいから早くアガりやすい。「特急券」と呼ばれることも。
④「タンヤオ(断么、断么九)」
「タンヤオ」は1、9、字牌以外のパイで14枚を構成する役です。「ポン」も「チー」もOKです。
「タンヤオ」を「リーチ」などほかの役と組み合わせると点数が高くなるよ!
⑤「ホンイツ(混一色)」
「ホンイツ」は特定の種類の数牌と字牌で14枚を構成する役です。「ポン」も「チー」もOKです。
マンズと字牌で14枚を完成させた例です。
字牌を使わないで、特定の種類の数牌だけで14枚を構成すると「チンイツ(清一色)」というかなり高い役に!
⑥「ドラ」
「ドラ」はもっているだけでは「アガリ」のための役にはなりません。ただし、1枚もっているだけで点数が高くなる強力な武器です。
「ドラ」は裏向きに積まれている牌山の中で、1枚だけ表を向いているパイ(ドラ表示牌といいます)の「次のパイ」です。
「リーチ」をしてアガると、表向きのパイの下の段に積まれたパイを見ることができます。このパイの次のパイがドラとなり、これを「裏ドラ」といいます。
「ドラ」は1枚もっているだけで点数が高くなるので、できるだけ大事にしよう!
これで、マージャンを始める準備が整いました! 今すぐマージャンの世界に足を踏み入れてみましょう。素敵なマージャンライフの始まりです。